ドキュメント作成
●ドキュメント作成機能
- 回路検証後には必ず、データ編集とグラフ・波形の結果をまとめますが、シェルスクリプトや表計算ソフトを使って、編集やグラフ化して確認し、波形ビューワも使って整理して、報告書を作成することはできます。
- しかし、シェルスクリプトや表計算ソフトは、再利用はできるものの、検証項目や検証条件が変わると、修正が必要になり、余計な工数がかかります。
- 「ドキュメント作成機能」は、統合検証環境で実行した検証結果から、必要な情報を選択するだけで、Microsoft社のWord互換ファイルを自動で作成します。
- 設計者は、シミュレーション結果を確認し、結果に対する考察などのコメントを直接Wordに記入することもできます。
- フォーマット(グラフを横に並べる数、X/Y軸をLogスケールで表示、異なる波形を重ねて表示など)のカスタマイズも簡単で、その設定を保存して再利用もできます。
- 出力波形は、実行したシミュレーションの中から、typical/best/worstの結果だけを自動で抽出して表示するため、大量のデータの中からWorst条件の波形を探す手間も不要です。
- その他、各依存性のグラフも出力でき、検証条件を追加した際の修正の手間もありません。
従来行っていた手間のかかる作業をツールが代行し、その分、回路検討や別の効率化に取れる時間が増えるため、設計工数の削減に加え、設計品質の向上にもつながります。